#5834【西鉄バス】甘木営業所(6)

今回は西鉄バスより甘木営業所所属車両をご紹介します。



①4868号車(三菱1993年式)
(1)撮影場所:甘木停留所(朝倉市)2009年9月
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(2)撮影場所:針摺東停留所付近(筑紫野市)2007年11月
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この連載では過去にも同年式同型式の別の個体をご紹介した、福岡地区から相次いで甘木幹線用に異動してきた1993年式のふそうMPで、一時期は甘木幹線の代表的な車種でもあった。4868号車は雑餉隈営業所から転入してきた個体で、この世代の車両は、行先表示機ED式に改造されるまで現役を続けられた。



②2954号車(いすゞ1994年式)撮影場所:甘木停留所(朝倉市)2005年2月
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甘木営業所に新製配置された、グループ全体でもあまり数が多くはなかった1994年式のいすゞLV。方向幕も割と古いロットのものが使用されていた。2952〜55号車の4両が在籍していたが、後に4両纏めて八女へ転出となった。甘木への新製配置ということで初度登録が久留米ナンバーだったため、八女転属後も登録が変更されず、久留米地区のバスはほとんどが再登録車が占める中、貴重な久留米22ナンバーが見られる車両でもあった。




③5852号車(日デ2003年式)
(1)撮影場所:博多バスターミナル(福岡市博多区)2012年9月
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(2)撮影場所:針摺交差点(筑紫野市)2006年4月
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2003年6月の400番開設時に甘木に新製配置された日デUAワンステップで、甘木初の車椅子乗降対応の低床車の配備となった。49を除く5848〜53号車及び5864号車が配備されたが、このグループは特に、新製時に使用されていた塗装の赤色の褪色が激しく、あっという間にピンク色になってしまっていたため、早々に塗り直しがなされていた。さらにその後の車体更新時には、相次いでスマートループ塗装に改められたりして、甘木エリアにも新塗装のバスを展開していくという会社側の意図が感じられた。



④9292号車(日デ2005年式)撮影場所:針摺東停留所付近(筑紫野市)2019年4月
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前項と同じ型式の車両ではあるが、400番用というよりは既存車の老朽更新のために福岡地区から転入してきている例。今ではもう400番も甘木幹線もすべて低床車で運行されるため、以前のように低床車はできるだけ400番での運用で、といった制約もあまりなくなった。




⑤6188号車(日デ2010年式)
(1)撮影場所:針摺交差点付近(筑紫野市)2020年4月
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(2)撮影場所:甘木営業所(朝倉市)2020年10月 ※イベント時に、許可を得て営業所構内にて撮影
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最後は日デRAの最終年式車から。同型車で日田バスに管理委託している杷木留め置きの車両もあるが、このRAは都市高速での走行により適しているためか、甘木所属車両は400番での起用が優先的に行われている印象。この年式以降は西工ボディ架装車が存在しないため、今後は徐々に、日デを除く各社の純正ボディ車の転入が増えていくことになるだろう。

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